Windows10でD-VHSのキャプチャは出来るのか?

自宅のプライベートPCのOSをWindows8.1MCEから、Windows10にアップグレードした東京Kです。こんにちは。
Windows10に変えて何が変わったかという話は、他のサイトに任せるとして、ニッチな話を。

Windows10に上げるときの懸念点はいろいろあったのですが、自分の場合、最後まで確証を持てなかったのが・・・
「D-VHSでキャプチャは出来るのか?」
の1点。

そこで、人柱になりました。
結論:出来る

以上。


・・・では、つまらないので、ざっと解説。

D-VHSというのは、かなりレアなビデオ規格ですね。昔のVHSというビデオ規格には、いろいろな種類がありますが、VHS・VHS HIFI・S-VHS ET・S-VHSといった一般的なVHSはテープメディアでアナログで映像と音声を記録するメディアです。

ところがD-VHSはVHSのテープにMPEG2のデジタル信号を記録するというケッタイな代物です。

MPEG2で記録していると言う事はアナログのVHSと違い、経年劣化も無く、テープに記録された内容は無劣化でPCに取り出せると言う事でもあるので、兄の結婚式のビデオとかはD-VHSで保存していました。

WindowsXP以前ならば、D-VHSデッキとPCをIEEE1394ケーブルで繋げば、JVC Tape Deviceとして、デバイスドライバが読み込まれますので、後はお好みのD-VHSキャプチャソフトで取り込めばOKとお手軽でした。
※Windows7もそうだったかは、記憶が定かでは無い。

ところが、少なくともWindows8/8.1はD-VHSのドライバが存在していません。デバイスマネージャーを見ても、tape deviceにびっくりマークが付いているだけです。

が、恐るるなかれ。

この状態でもキャプチャソフトからは、D-VHSデッキは認識できますので、そのまま、普通にキャプチャできます。

ところで、Windows8ではこの有様でしたので、Windows10ではサポートが完全に打ち切られてしまうのでは無いか?それが心配でした。

そして、アップデートも終わって試した所、Windows10でもこのWindows8と同じ挙動でした。

肝心のキャプチャソフトですが、フリーソフトの定番CapDVHSというものもありますが、自分は「TMPGEnc Video Mastering Works 5」で確認をしました。
その辺は好みの問題ではありますがCapDVHSは開発が終わって久しいですし、TMPGEnc Video Mastering Works 5はWindows10に正式対応しているためです。

とはいえ、こちらのソフトは販売終了で、バージョン6ではD-VHSの対応も打ち切られています。
そもそも、今の世の中IEEE1394のI/Fカードやケーブルを探すのが骨が折れるこのご時世。
古いテープが見られなくなる前に、メディアコンバートをを急いだ方が良いかもしれないです。