なんか、私のBlogと化してきている気がしないでも無い今日この頃の東京kです。こんばんにちは。
さて、先日、KFCことケンタッキーフライドチキンのドライブスルーでETC使えるようになったとの噂が社内を駆け巡りました。
Impress Watch さんの記事:
ケンタッキー、ETCで決済できるドライブスルー
当社でも決済がらみの話はよくお話をいただくこともありますし、Feliciaなどを使ったシステムというのも開発したことがあります。なので、社内でも興味津々の人がいたので、早速体験してみました。
まず、ETCというのは、高速道路などでおなじみの自動料金徴収システムですね。
高速道路などの料金所を通過すると、料金所のアンテナが、車に搭載した車載器と通信をし、車載器に刺さっているETCカードでの支払いをするシステムです。
非接触型の電子マネーシステム的なもので、通過するだけで決済がすむという利便性があるのですが、なぜか、高速道路などの料金以外の決済が今までできなかった不思議なシシテムです。(風の噂で、いろいろ面倒と以前聞いたことがありますが)
それが、今回、初めて、ドライブスルーでの支払いに対応したというわけで話題になっていたわけです。
余談ですが、ETCは「イーティーシー」と普通は読みますが、全くもって普及してない「イーテック」というかわいそうな愛称があったりします。
事前準備
では、お店に行く前に事前準備をしましょう。
今回、KFCのドライブスルーでETCが使えるというのは試験運用のため、モニター登録が必要です。
なので、以下のサイトから事前登録をして、初めてKFCでETCが使えるようになります。
https://etc-regist.meicom.jp/
ちなみに、この試験運用は「ETCカードとクレジットカードの事前登録でラクラクお会計」という名称が付いているとおり、クレジットカードと連携しているETCカードのみが対象なのでその点も注意です。
まぁ、クレジットカードと連携してないETCカードを持っている人はあまりいないとは思いますが。
ETC決済ドライブスルーを体験
モニター登録が済んだら早速お店に行きます。
実施店舗もKFC相模原中央店のみなので、うっかり他の店舗に行かないようにしましょう。ついでに、KFC相模原中央店は国道16号線の南側に位置しているため、横浜から八王子に向かうルートをとらないと、入りづらいかと。
無事たどり着いたら、ETCの試験運行の登りが出迎えてくれました。
一応、会計時にETCの支払いであることを伝えれば良いらしいですが、注文時にETCである旨を伝えてみました。
私「以上を、ETC払いで」
店員「ETCですね。モニター登録はお済みのカードをご利用でしょうか?」
私「はい」
といった会話の後、受取窓口に着くと、目の前にETCのアンテナがありました。
おお!と・・・いつ会計されるかと思ったら・・・
店員「ETC払いでよろしかったでしょうか?」
私「はい」
店員「では、お会計変わりまして○○円です。少々お待ちください」
※今回のモニターは10%オフで利用できる
といった会話の後、なにやらPOS端末を操作する店員さん。こちらは、いつ、決済が行われるのかをつぶさに観察していると・・・
店員「お会計が終わりました」
自分「へ?」
そして、渡される商品。
通常の高速道路の場合には、電子音の後に、決済金額が音声で案内されますが、一切、音が鳴ること無く会計が終わりました。
念のため、ETCの車載器の履歴を見ると・・・・
帰宅後に気がついたのですが、決済直後に、モニター登録した際のメールアドレスに、決済明細が届いていました。
(おことわり:フィッシング詐欺などへの転用防止のためメールの文面は掲載しません。)
ドライブスルーのETC決済とは
これまでの経緯を考えると、ドライブスルーでのETC決済というのは、通常の高速道路とは別の手段で決済が行われているように感じました。
つまり、今回の場合、ETCのシステムは、車載器からETCのカード情報を読み取ることだけに使っていて、読み取った後は、サーバー側で決済をして完了するというイメージです。
高速道路などでは、その結果を車載器に返却して、車載器が読み上げたり、履歴表示ができたりするのですが、そのようなことは一切ありませんでした。
この、決済音が一切鳴らないと言うことは怖いですね。ETCカード側に残高があるわけではないのでその辺の心配は薄いですが、多重決済などにすぐに気がつけないなどの危険性は残っている気がします。
以上、簡単ではありますが、ETCドライブスルーの体験記でした。