ワーケーション体験記@開成山公園

郡山コアリーダーのnoguchiです。ウェブインパクトで働き始めたころは東京近郊で部屋を借り、東京本社(飯田橋)に通勤をしていましたが、十数年前にノマドワーク制度が導入されるとほぼ同時に地元郡山に戻り、郡山コアを立ち上げました。現在は、コアメンバーのリーダーとして、日々システム開発を行っております。

番長ブログは久々の投稿となりますが、今回、地元郡山市の「開成山公園」で、「レンタルワークスペース」として開放し「ワーケーション」の実験を行うとの情報を聞き、実際に現地に行って、「ワーケーション」を体験してきましたので、その時のレポートを書きたいと思います。

最近、総理大臣となられた菅さんも推奨されている「ワーケーション」。(Work+Vacationをあわせた造語)ですが、ノマドワーク制度が推奨されている弊社であっても一応、上長に確認は怠りませんw「ぜひ行ってみたい!」と話したところ、すんなりOKでしたw

■郡山市「レンタルワークスペース」実験の背景

この実験には「公募設置管理制度(Park-PFI)」という制度が関係しています。簡単に言うと「公園を事業者に利活用してもらい、その収益で公園を整備する」ということでしょうか。
参考サイト:Park-PFI推進支援ネットワーク

そのために郡山市はどのような使い方ができるかを一般募集!応募した事業者の1つが今回の「レンタルワークスペース」を提案し、実験してみよう!となったというわけです。

参考:開成山公園等を利用した民間活用社会実験を実施しています!


△公園にいくと、いきなりタープとトラック屋台が出現します

■公園を「ワークスペース」としてどう活用したのか?

公園には「レンタルワークスペース」として、キャンプなどで使うタープが設置しされ、その下にテーブルと椅子、大体8人まで使える区画が作られていて、その区画単位で貸りることができます。まるで「野外会議室」のようなスタイルでした。自分と同じように今回の実験に興味を持った知人と利用料金をシェアする形で1区画を予約し、実際に利用してみました。

ちなみに、利用した時間帯は何枠かありましたが、その中の10時~12時45分で、料金は8,800円(割り勘で一人当たり2,200円)でした。
(気持ちお高めでしたがまだ実験段階なので利用が少ない可能性があることからこの値段でしょうか。正式に開始したらもっと安くなるとは思いますが・・・あと8人フルなら1,100円ですね)
設備としては、テーブルと椅子以外には、電源(電気自動車からの給電)とWiFi(ポケットWiFiの貸し出し)がありました。


△みんなでテーブルを囲んでそれぞれの仕事を黙々と・・・マスクも忘れていません!!

■体験してみた感想

上記の通り、知人とスペースも料金もシェアする形で借りたので、それぞれ異なる会社に所属する者同士、1つの会社組織を超えての利用でした。郡山コアは、コワーキングスペースを利用しているため、こうした会社の垣根を超えてスペースを共有することには慣れています。通常は一緒に仕事をすることがない業種の方と肩を並べて仕事ができたことはお互いにいろいろな刺激となりました。その上、野外の開放感あふれる環境。オフィスに閉じこもって仕事を行うより捗ります。リラックスしたかったら公園の空気を吸い、疲れたら知人と話をしたり、相談を受けたり、一息ついたらまた仕事をする。わずか半日程度の「ワーケーション」体験でしたので、Vacation(休暇)としてはちょっとだけキャンプ気分を味わえたこと以外十分な時間が取れませんでしたが、Work(仕事)は非常に集中できました。いつも同じ室内で仕事をするより自分にとっては、とてもやりやすいと感じました。


△のどが渇いたりお腹がすいたら奥のトラック屋台で注文

ただ1つだけ惜しかったのが、当日はちょっと雨模様・・・肌寒かったことですね。運営の方からのお心遣いでひざ掛けや湯たんぽを貸していただきました。冬の野外レンタルワークスペースの利用は天気と相談になりそうですが、ホットコーヒーが無性に欲しくなり、飲んだときのおいしさは室内のカフェとは大違いですw 美味しかった!

■郡山市今後の「レンタルワークスペース」

まだこの制度は実験段階。応募した事業者さんは利用者にいろいろなヒアリングをしていましたが「今後どうなっていくかわからない」という状況だそうです。自分はコワーキングスペースでの利用経験と今回体験したことをお伝えし、ワークスペースとして実現するために必要な要望もお伝えしてみました。こういった制度や事業がどんどん増えていくと面白そうですね。今後の動きにも注目していきたいと思います。

今回のような利活用を想定して公園にもフリーWiFiや、電源供給可能なものを設置すれば「レンタルワークスペース」が現実味を帯び、郡山市での「ワーケーション」が促進される気がします!>郡山市の担当者さーんぜひご検討ください!

こうした新しい取り組みには、今後も積極的に参加してみたいと思いました。

※楽しみすぎて写真を撮り忘れてしまいましたが、一緒に利用させてもらった知人から写真提供と顔出し許可をいただきました。心より感謝いたします。個人情報保護の観点からお名前の掲載は控えさせていただきます。