ノマドワーキング制度を使ってみた

昨年ウェブインパクトでは「ノマドワーキング制度」を開始しました。
いつもは番長ブログでは技術ネタを書いていくのですが、弊社の大きな特徴でもありますので、新しく始まった「ノマドワーキング制度」について少し書いていきたいと思います。

ノマドワーキング制度はどんな内容か

弊社では「ノマドワーキングというスタイルを選択できるようにし、勤務場所・勤務時間などを自分で調整できるようにし、業務効率を上げる」という目的としてのノマドではなく手段としてのノマドを重視しています。例えば

  • どちらかというと朝のほうが効率がいいので朝に勤務時間をずらして作業したい
  • 通勤時間がもったいないので打ち合わせがない日は会社ではなく自宅で作業したい

このようなことは「会社に定時に必ず来てタイムカードを押して仕事をして」みたいなスタイルの会社ではできないと思いますが、その昔ながらのスタイルから脱却し「朝が効率いいのであれば朝にずらしてもいいじゃないか」「自宅が作業しやすいなら自宅でやってもいいじゃないか」と自由化を図った結果、導入された制度がノマドワーキング制度です。(ノマドを強制されているわけでなく、これまで同様に会社で作業をしている人ももちろんいます)

ノマドワーキング制度でどう変わったか

ノマドワーキング制度によってどう変化があったのかメリット・デメリットを社員にアンケートしてみました。その中の一部を記載します。

○通勤が不要になったことでストレスが軽減された&時間が有効に使えるようになった
社内には通勤時間が1時間を超える人は結構いますが、その人達からすると通勤しなくていいというのはすごくストレス軽減と時間の活用に有効だという意見が多かったです。
往復2時間でしかも満員電車とか考えるとたしかに影響大きいです。

○喫煙による影響が減った
最近は喫煙者が大分減ってきてはいますが、社内には数人います。そしてタバコの煙や匂いが苦手な人もいます。 ノマドによってその人達が同じ部屋にいなくてもよくなったため、健康面で良い影響を感じている人がいるようです。

○環境の自由度があがった
「会社ではみんながいる関係でクーラーが効きすぎても調整しにくい」とかは多くの方が感じたことがあると思います。自分にちょうどいい温度は他の人にもちょうどいいとは限らないですよね。そういう時にそれぞれの場所が別であることは結構便利です。寒いなと感じて暖房つけても他の人から「暑い!」と文句来ませんし^^
あと会社では1人1人のスペースが決まってしまいどうしても狭くなりがちですが、自宅だとどうでしょう?会社よりもスペースを広く取りやすいんじゃないでしょうか?

○遠方勤務ができるようになった
地方出身者の場合に多いですが、一時的にでも遠方勤務ができることは大事です。地元でなにかあり帰らないといけなくなった際に今までは有給休暇をとってその日だけ帰って次の日に戻ってくるなんてのは時々見られる光景でした。ただ制度が始まってからは、上司に許可を得られれば「有給休暇をとらずに地元に帰り予定をこなしてから勤務をする」なんてのも見られるようになりました。

×コミュニケーション・打ち合わせが難しい
これは制度が始まる前から課題として上がっていましたが、対面のコミュニケーションに比べてオンラインでのコミュニケーションは意思疎通がしにくかったりというのはあります。SkypeやGoogleチャットなどの音声・ビデオチャットを使ったとしてもネットが不調で途切れたりすることもあり、それが発生した瞬間にコミュニケーションが途切れます。あとはお客様から頂いた資料を見ながらの会話とかですね。ファイルでもらっているならまだましですが、紙でしかもらえなかった場合などはその資料をスキャンしてファイルにするなど共有のための準備に手間取ることもあります。
あと、ちょっと違いますが、「仕事終わりに飲みに誘うとかできなくて残念」という人もいました。そうですよね・・・。帰りの飲みでのコミュニケーションも重要です。

・・・いかがでしたでしょうか?(あくまで一部の意見です。)
次回はもう少し具体的な話(実際に制度を利用して遠方勤務している社員の話や、制度を開始してから使い始めた機材やソフトなど)を紹介する予定です。お楽しみに!

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