管理者マニュアル3 インストールガイド

3.1. Windows 版

3.1.1. インストール

3.1.2. アンインストール

3.2 Linux 版

3.2.1 インストール

3.2.2. アンインストール

管理者マニュアル3 インストールガイド Windows版

3.1 Windows版

ここでは、サーバにWindowsOSをお使いになる場合のSync smartphones for cybozu officeのインストール方法を説明致します。インストールをはじめる前に、「2. 動作環境」をご確認ください。アンインストールするには、「3.1.2 アンインストール」をご参照ください。以降のインストール作業についてはAdministratorで行ってください。

3.1.1 インストール

3.1.1.1 Sync smartphones for cybozu officeのインストール

1. Sync smartphones for cybozu officeインストール開始

インストールを開始します。setup.exeを起動することでインストールを開始します。

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管理者マニュアル3 インストールガイド Windows版 初期設定

3.1 Windows 版

3.1.1.2 初期設定

3.1.1.2.1 アプリケーションの初期設定

Sync smartphones for cybozu office の設定を行うために cbcs.ini を編集してください。
変更しない項目は、デフォルトの設定で動作します。
詳しくは「5.4.1. オプション設定」をご覧ください。

■主な設定内容(cbcs.ini の設定)
・ADMINISTRATORS

Sync smartphones for cybozu officeの管理者アカウントを指定してください。
サイボウズ Officeに登録されているログイン名を記述します。
※Sync smartphones for cybozu office をご利用頂くにあたり、必ず必要な設定となります
※カンマ区切りで複数名の登録も可能です

・HOST_URI / BASE_PATH

サイボウズ Officeへアクセスする際のURLを指定してください。
※ HTTPSでアクセスする必要がある場合はHOST_URIの設定が必要です
※ http://localhost/scripts/cbag/ag.exe でアクセス可能な場合は設定不要です
例1) https://localhost/scripts/cbag/ag.exe でサイボウズ Officeにアクセス可能な場合
HOST_URI=https://localhost
BASE_PATH=
例2)https://test.example.com/path/to/ag.exe でサイボウズ Officeにアクセス可能な場合
HOST_URI=https://test.example.com
BASE_PATH=/path/to

・BASIC_AUTH_USER / BASIC_AUTH_PASSWORD

サイボウズ Office との通信に Basic 認証が必要な場合は指定してください。
例)Basic 認証のユーザ名/ パスワードがそれぞれ basic_user/password の場合
BASIC_AUTH_USER=basic_user
BASIC_AUTH_PASSWORD=password

・ACCESS_METHOD

統合 Windows 認証を利用している場合、cbcs.ini の”SETTINGS” グループ内に追加してください。
例)
ACCESS_METHOD=local

・SYNCHRONIZE_PERIOD_BEGIN / SYNCHRONIZE_PERIOD_END

同期の対象期間を変更したい場合は指定してください。
※デフォルトでは1ヶ月前から3ヶ月後まで
例)3ヶ月から6ヶ月を同期対象とする場合
SYNCHRONIZE_PERIOD_BEGIN=3
SYNCHRONIZE_PERIOD_END=6

・GOOGLE_APPS_FOR_WORK_DOMAIN

同期するGoogleカレンダーのドメインを制限したい場合、cbcs.iniの”SETTINGS”グループ内に追加してください。
※カンマ区切りで複数ドメイン指定も可能です
例) example.comに制限したい場合
GOOGLE_APPS_FOR_WORK_DOMAIN=example.com

3.1.1.2.2 ユーザー初期設定

1. Sync smartphones for cybozu office管理画面へアクセス

Sync smartphones for cybozu officeのログイン画面へアクセスして、cbcs.iniでADMINISTRATORSに指定した管理者アカウントでログインしてください。

http://test.example.com/scripts/cbag/cbcswn.exe
※アクセスURLはサイボウズ Officeの環境に合わせて適時ご変更ください
※cbcs.ini で指定した管理者アカウント以外でログインした場合は、管理画面へアクセスできませんのでご注意ください

2. ユーザー設定

ユーザー設定については「5.1.2 ユーザー設定」をご覧ください。

3.1.1.2.3 共有リンク

Sync smartphones for cybozu officeをサイボウズ Officeの共有リンクに設定することで、より便利にご利用頂けます。共有リンクの設定方法については下記リンクページを参照ください。
https://jp.cybozu.help/ja/of10/admin_app/lk/setting.html

※共有するリンクURLについてはサイボウズ Officeの環境に合わせて適時ご変更ください。
http://test.example.com/scripts/cbag/cbcswn.exe

管理者マニュアル3 インストールガイド Windows版 サービスのインストール

3.1 Windows 版

3.1.1.3 サービスのインストール

サイボウズ Office と Google カレンダーの同期処理を定期的に行います。
サービスが停止している場合、同期処理は行われません。

1. Sync smartphones for cybozu office サービスの登録

コマンドプロンプトを右クリックし「管理者として実行」を選択して起動します。Sync smartphones for cybozu office をサイボウズ Officeのディレクトリの下の¥cbcs¥bin ディレクトリに cd コマンドで移動してください。サイボウズ Officeが C:¥Inetpub¥Scripts¥cbag にインストールされている場合は移動先はC:¥Inetpub¥Scripts¥cbag¥cbcs¥bin となります。
その後「cbcs_srv.install.bat」を実行してください。
コマンド例は下記のようになります。

C:¥Windows¥system32> cd C:¥Inetpub¥Scripts¥cbag¥cbcs¥bin
C:¥Inetpub¥Scripts¥cbag¥cbcs¥bin> cbcs_srv.install.bat

2. サービスの動作確認

「コントロールパネル」-「管理ツール」-「サービス」で「Sync smartphones for cybozu office」が登録されており、状態が「開始」、スタートアップの種類が「自動」となっていることを確認してください。

管理者マニュアル3 インストールガイド Windows 版 アンインストール

3.1 Windows 版

3.1.2 アンインストール

3.1.2.1 アンインストール方法

インストールされている Sync smartphones for cybozu office をアンインストールする場合、以下の手順で行ってください。

1. Sync smartphones for cybozu office サービスの停止

サービスのアンインストールバッチファイルを実行し、 Sync smartphones for cybozu office のサービス停止、登録解除を行います。
バッチファイルは実行ファイルのあるパス(サイボウズ Office が C:¥Inetpub¥Scripts¥cbag にインストールされている場合 C:¥Inetpub¥Scripts¥cbag¥cbcs¥bin)にある「cbcs_srv.uninstall.bat」となります。

2. アプリケーションのアンインストール

「コントロールパネル」-「アプリケーションの追加と削除」を開き、現在インストールされているプログラムから「Sync smartphones for cybozu office」を「削除」してください。

3. 画像ファイルのアンインストール

「コントロールパネル」-「アプリケーションの追加と削除」を開き、現在インストールされているプログラムから「Sync smartphones for cybozu office (wwwroot)」を「削除」してください。

3.1.2.2 アンインストール時の注意点

アンインストールを行った場合、同期に関する情報やログ、バックアップファイル等が保存されるデータディレクトリは削除されません。
お手数ですが、手動で削除してください。

■データディレクトリ

[サイボウズ Office インストールディレクトリ(例: C:¥Inetpub¥scripts¥cbag)]¥cbcs¥data 以下

管理者マニュアル3 インストールガイド Linux版

Linux版

ここでは、サーバにLinux 系 OSをお使いになる場合のSync smartphones for cybozu officeのインストール方法を説明致します。
インストールをはじめる前に、「2. 動作環境」をご確認ください。
アンインストールするには、「3.2.2 アンインストール」をご覧ください。

3.2.1 インストール

3.2.1.1. Sync smartphones for cybozu office のインストール

1. ファイルを用意

ダウンロードしたファイルをサーバー上の任意のディレクトリに設置します。

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管理者マニュアル3 インストールガイド Linux版 初期設定

Linux版

3.2.1.2. 初期設定

3.2.1.2.1 アプリケーションの初期設定

同期設定をカスタマイズする場合はオプションを編集してください。
変更しない場合は、デフォルトの設定で動作します。
詳しくは「5.4.1. オプション設定」をご覧ください。

■主な設定内容(cbcs.ini)
・ADMINISTRATORS

Sync smartphones for cybozu officeの管理者アカウントを指定してください。
サイボウズ Officeに登録されているログイン名を記述します。
※Sync smartphones for cybozu office をご利用頂くにあたり、必ず必要な設定となります
※カンマ区切りで複数名の登録も可能です

・HOST_URI / BASE_PATH

サイボウズ Officeへアクセスする際のURLを指定してください。
※ HTTPSでアクセスする必要がある場合はHOST_URIの設定が必要です
※ http://localhost/cgi-bin/cbag/ag.cgi でアクセス可能な場合は設定不要です
例1)https://localhost/cgi-bin/cbag/ag.cgi でサイボウズ Officeにアクセス可能な場合
HOST_URI=https://localhost
BASE_PATH=
例2)https://test.example.com/path/to/ag.cgi でサイボウズ Officeにアクセス可能な場合
HOST_URI=https://test.example.com
BASE_PATH=/path/to

・BASIC_AUTH_USER / BASIC_AUTH_PASSWORD

サイボウズ Officeとの通信にBasic認証が必要な場合は指定してください。
例)Basic認証のユーザ名/パスワードがそれぞれ basic_user/password の場合
BASIC_AUTH_USER=basic_user
BASIC_AUTH_PASSWORD=password

・SYNCHRONIZE_PERIOD_BEGIN / SYNCHRONIZE_PERIOD_END

同期の対象期間を変更したい場合は指定してください。
※デフォルトでは1ヶ月前から3ヶ月後まで
例)3ヶ月から6ヶ月を同期対象とする場合
SYNCHRONIZE_PERIOD_BEGIN=3
SYNCHRONIZE_PERIOD_END=6

・GOOGLE_APPS_FOR_WORK_DOMAIN

同期するGoogleカレンダーのドメインを制限したい場合、cbcs.iniの”SETTINGS”グループ内に追加してください。
※カンマ区切りで複数ドメイン指定も可能です
例)example.comに制限したい場合
GOOGLE_APPS_FOR_WORK_DOMAIN=example.com

3.2.1.2.2 ユーザー初期設定

1. Sync smartphones for cybozu office管理画面へアクセス

Sync smartphones for cybozu officeのログイン画面へアクセスして、 cbcs.ini でADMINISTRATORSに指定した管理者アカウントでログインしてください。

http://test.example.com/cgi-bin/cbag/cbcswn.cgi
※アクセスURLはサイボウズ Officeの環境に合わせて適時ご変更ください
※cbcs.ini で指定した管理者アカウントでログインした場合、管理ページは表示されませんのでご注意ください

2. ユーザー設定

ユーザー設定については「5.1.2 ユーザー設定」をご覧ください。

3.2.1.2.3 共有リンク

Sync smartphones for cybozu officeをサイボウズ Officeの共有リンクに設定することで、より便利にご利用頂けます。共有リンクの設定方法については下記リンクページを参照ください。
https://jp.cybozu.help/ja/of10/admin_app/lk/setting.html

※共有するリンクURLについてはサイボウズ Officeの環境に合わせて適時ご変更ください。
http://test.example.com/cgi-bin/cbag/cbcswn.cgi

管理者マニュアル3 インストールガイド Linux版 サービスの起動

Linux版

3.2.1.3. サービスの起動

サービスはサイボウズ OfficeとGoogleカレンダーの同期処理を定期的に行います。
サービスが停止している場合、同期処理は行われません。

1. Sync smartphones for cybozu officeサービスの実行

インストール時にサービスの登録は完了しています。
コマンドを実行してサービスを起動してください。

$ /etc/init.d/cbcs_srv start

※Linux 64bit 環境インストール時に下記のようなエラーが出力される場合は、「glibc」を別途インストールしてください。
「bash: /var/www/cgi-bin/dneo/cbcs/bin/cbcs_neo_srv: /lib/ld-linux.so.2: bad ELF interpreter: そのようなファイルやディレクトリはありません」

# yum install glibc.i686 libstdc++.i686

2. サービスの動作確認

コマンドを実行して、サービスが稼働中であることを確認してください。

$ /etc/init.d/cbcs_srv status

管理者マニュアル3 インストールガイド Linux 版 アンインストール

3.1 Linux版

3.2.2 アンインストール

3.2.2.1 アンインストール方法

1. ファイルを用意

ダウンロードしたファイルをサーバー上の任意のディレクトリに設置します。

2.rootユーザーにスイッチ

suコマンドを実行し、rootユーザーにスイッチしてください。

$ su –
password:
3.binファイルの実行

binファイルにオプションを追加して実行してください。

./sync_smartphones_for_cybozu_office_xxx.redhat.bin uninstall

サイボウズ Officeのインストール先。
defaultで指定されているパスの場合は何も入力せず [Enter] を押してください。

サイボウズ Office のインストールパスを入力してください。
(default:/var/www/cgi-bin/cbag):

ドキュメントルート。
defaultで指定されているパスの場合は何も入力せず [Enter] を押してください。

ドキュメントルートパスを入力してください。
(default:/var/www/html):

サービス識別名。
サイボウズ Officeが同サーバーで複数稼働しており、Sync smartphones for cybozu officeを複数インストールした場合はサービス識別名を入力してください。
複数インストールしていない場合は、何も入力せず [ENTER] を押してください。

サービスの識別名(インストール時に入力したもの)を入力してください。(default:):
(Sync smartphones for cybozu office を複数インストールする場合に指定してください。)

※サービス識別名を入力した場合、インストール時に入力したサービス識別名を入力してください。
サービス識別名が正しく入力されない場合、サービスの停止、削除が正常に行われません。

4. アンインストール完了

以上でアンインストールは完了です。

3.2.2.2. アンインストール時の注意点

アンイストールを行った場合、同期に関する情報やログ、バックアップファイル等が保存されるデータディレクトリは削除されません。
お手数ですが、手動で削除してください。

■データディレクトリ

[サイボウズ Officeインストールディレクトリ(例 :/var/www/cgi-bin/cbag)]/cbcs/data 以下