男女別の推移−−女性の比率、初めて10%を越える−−


今回の調査で顕著であったのが、女性の比率が急増した点であった。下の表でわかるように、1年半前と比べると約3倍となり、半年で7%近く伸びた。後述のように、専業主婦の割合が前回比約5倍の2.9%に増加していることを考えあわせると興味深い。つまりこれは前回の調査で明らかになった「自宅シフト」の成熟形、つまりサイバースペースが自宅へと変化していった結果、自宅のパソコンのユーザーが会社員本人からその家族へ拡大しているのではないかと推測される。  女性のユーザ−の中には、メールのやりとりのみ(手紙・長電話に替わるコミュニケーション手段として)に使っているケースも多く、こういったメールのみのユーザーはこの統計に含まれないが、彼女らがWWW利用者として大量に参入してくることも今後予想されるのではないか。
***GVU*の調査では、アメリカでは96/10の時点で女性の比率が31.4%となっており、より男女の構成比に近づいている。 (**アメリカの女性の比率は半年で2倍に伸びている。但しこの数字のうち多くが学生でWeekendusersになると24.8%となる。) 同時点でのEuropeの男性に対する女性の占有率は19.8%となっている。


95/6 95/10 96/3 96/6 97/1
95.6 93.2 92.3 90.1 83.3
4.4 6.8 7.7 9.9 16.7



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