当社では、2001年以降、主に業務系のソフトウェアを企画し開発しております。例えば、2001年には、「JobCommunicator®」という携帯インターネットとウェブシステムを利用した、アルバイトのシフト管理システムをSaaS(Software as a Service)としてリリースいたしました。その後、このSaaSは、お客様の支持を得てシリーズを拡大し、現在では150社以上に導入され、数十万人の末端利用者を抱えるSaaSへと成長しました。また、同じくシフトや勤怠を管理する「Ez-Shift」をはじめ、多くのシリーズへと波及しております。この他にも、給与明細の電子化(携帯閲覧、ウェブ閲覧)を行うSaaSである「WEB給」は近年のコスト削減とエコの流れに乗り右肩上がりでその顧客を増やしております。
同時に、現在もプロダクト開発部のR&D部門においては、年間を通じて、常時、2~3本の新製品のプロジェクトが走っており、近年は、製品のクオリティは元より、技術的な難度も非常に高くなってきており、当社特有の技術力とノウハウを駆使した製品に仕上がっていくことになるであろうという期待と共に、毎年、チャレンジを続けております。
これらのプロダクトは、最初に投資、つまり、リスクマネーが発生します。しかし、それを乗り越えて、お客様に便利に使っていただけるプロダクトに仕上がると、会社に大きな利益を長期に渡ってもたらします。同時にそのことは、サービスの主体である会社の基盤を強くし、当該プロダクトを利用されているお客様に、さらなるバージョンアップなどの機会を提供し続けることになります。
「マーケットはニッチでも、痒いところに手が届く」
と、評されるプロダクトやサービスを作り続けて十数年。私どものプロダクト事業への飽くなき挑戦は続きます。
当社では、プロダクト(製品)を企画し研究・開発をする事業の他に、企業からのシステム開発を受託する事業も行なっております。当社が創業以来一貫して行なっている「受託開発」とは、発注者(企業)の良きパートナーであり、良き相談役に徹することです。
従来日本の企業、特に大手企業は、必ず大手企業にシステムの開発業務を発注してきました。これは至極当然のことです。大手企業の発注するシステムは大規模で、精密であることが多く、それを受け入れるだけのさまざまなリソース(人数、開発力、経験、知識、会社の資本力など)を併せ持っているのは大手の開発会社だったからです。
その一方、大手の開発会社は、営業は自社の社員が引き受けるも、その外の開発に関わる一連の業務は、下請けに丸投げするというケースが多いです。そして下請けは更にその下請けに出し、最終的な開発力を持っているのは孫受けの企業であることも日常茶飯事です。
しかし、もっとも高いフィーを取るのは、会社の資本力が強いだけの元請の大手の開発会社です。たとえ最終的なノウハウや開発力といった重要な部分は、孫受けが持っているとしても、受け取れるフィーはほんの僅かです。大手の開発会社は、さらに利益を出すため、プロジェクトの成功のほとんどの力を孫受けが出したにも関わらず、孫受けの見積もりをも値切り倒します。当社は、このスパイラルは明らかに間違っていると考えています。
創業以来、当社は東証1部に上場する規模の大手企業と、良きパートナー・良き相談役として直接取引をし、原則として「下請け(もちろん孫受け)」をしてきませんでした。これは、当社のビジネスのコミュニケーション力と、それを下支えする開発力・技術力、そしてノウハウが、高いことを意味します。そして、大手の発注者もそれに満足すると同時に、それまで発注していた元請企業よりも安いコストで合理的にシステム開発ができることに満足いただいています。これは、当社の15年を超える歴史の中で培ってきた経験であり、自信でもあり、次の人財を作り出す土壌となっています。インターネットの発達により、現場の仕事に「大手にはできるが、ベンチャー企業にはできない」などというものは、なくなりつつある今、むしろ時代は、後者を後押ししているように思えるのです。
そして、当社は上述のような悪いITの時代を繰り返さないよう、下請けや孫受けを使いません。我々の力で完結させます。従って、量的リソースの限界はあります。それを超えた場合は勇気を持って仕事をお断りします。それが、当社の受託開発の考え方です。
この考え方を貫くことで、日本のIT産業が長らく抱えてきた誤謬を、少なからず取り除ければ、それは当社の本望です。

「ウェブカツ」とは「ウェブ(Web)」と「部活」から来た造語です。
その名の通り、部活動をイメージしています。つまり課外活動に近い意味合いで、日頃の業務から開放された瞬間や家に帰ってお風呂に入っているときなどに「ハッ」とひらめいたアイディアや技術的なブレークスルーを、とにかく皆に伝えて意見をもらうための場です。
会社という組織はその大小に関わらず、日頃の業務に追われてしまい、ともすると最もおもしろいイノベーティブな作業(つまり「創造」)を忘れがちになります。このイノベーティブな作業は、単に「あー、おもしろかった」という遊びに留まらず、それを皆で育てて補強することで新しいビジネスやサービスに繋がる可能性を秘めています。私たちも今までの社歴の中で少なからずその瞬間を経験してきました。「あっ、これ行けるかも!」です。
「ウェブカツ」は、イノベーティブな作業により、そのシーズ(種)を作り、育てるためのゆりかご的な場として活動しています。

「ウェブカツ」は、あくまでも、課外活動ですが、「WEBIMPACT.lab」はその名の通り研究室になります。何の研究かというと、「ウェブカツ」で議論されたアイディアが、実際に事業化・実サービス化可能かどうかをマーケティングの視点から多角的に判断するための研究室です。「ウェブカツ」から「ラボ」に引き上げられ、そこで前向きな判断が下ると、そのアイディアの具現化や技術開発に予算や人員が割かれて実サービス化に向けて行動が起こされることになります。
このようにしてウェブインパクトは新しいサービスや技術開発を日々行っています。
実サービスとしてリリースしたものには、このようなものがあります。