Play!Framework1.2.5でDBFlute1.0.0を使う

いささか旧聞ですが、2ヶ月ほど前にDBFluteのバージョン1がリリースされました。
DBFluteといえば、非常に強力で柔軟なO/Rマッパーです。

どれぐらい、強力で柔軟かというと、便利すぎて、DBFluteのv1.0リリースを記念として、社内DBFlute信者による布教活動勉強会が先日行われたほどです:

今回は、これを、JavaのPlay!Frameworkで使っちゃおうというのが、本記事です。

ただ、Play!Frameworkについては、最新の2.0ではなく、1.2系を使っています。
と言うのも、まだ2.0系とDBFluteの連携は試してないから、そもそも記事に出来ないという単純な理由です。

とまぁ、そんな前置きは置いておいて、とりあえず、進めていきましょう。

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「Package Once. Deploy Anyware」(IzPack Part1)

みなさまこんにちわ。プロダクト開発部のhirotoshi(@wi_hiro)です。
さて、今回はオープンソースの「クロスプラットフォームインストーラー作成ツール」である「IzPack」に関してをご紹介します。このIzPack、ちょっと使い方を覚えると、なんでもコレで納品してしまいたくなるので注意が必要です。お客様へのドキュメント&テストパッケージの納品なんかもコレで行けます。

今回はパート1として、IzPackの概要と、実際に簡単なインストーラーを作って見たいと思います。


■まずは「IzPack」概要

IzPack(http://izpack.org/)はインストーラーを作成するためのパッケージングツールです。IzPackで作成したインストーラーは、複数のOSで動作可能で、サイトには以下のように書かれてます。

「You can package once, and deploy the very same installer to many platforms!」

IzPack自体と、IzPackで作成したインストーラを動作させるにはJava(1.4以上)が必要ですが、配布するパッケージ自体に制限はなく、Javaのアプリでも、シェルスクリプトでも、Windows NativeなプログラムでもOKです。
ちなみに、Javaでの開発を業務にしている方なら、すでに使っているパッケージかもしれませんが、以下のパッケージはこのIzPackによりインストーラーが作成されています。

  • Glassfish
  • Spring
  • JBOSS
  • Scala

■ざっと特徴を以下に。

○パッケージング

・1回のパッケージングで複数OSで稼働可能なインストーラーの作成
・パッケージングはXMLで指定
・GUIモードとコンソールモードでのインストーラ・多言語対応
・Uninstallerも同時に作成される
・各OS毎の動作を指定可能
・Webベースのインストール(途中でダウンロードするタイプね)も作成可能
・「setup.exe」のようなexeファイル形式も作成可能

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